今月末、下川先生と二人で神戸へ出張に行きます。
翌日に仕事の予定があるので前日入りするのですが、せっかく神戸まで行くなら、ただ前泊するだけではもったいない。
ということで、朝6時、博多発の新幹線に乗って、一日しっかり神戸を巡ることにしました。
二人ともなかなかいい歳の修学旅行です。
修学旅行というからには、行く前に少し勉強もします。
まず向かうのは北野天満神社。
福岡に住む私たちにとって、菅原道真公といえば太宰府天満宮が身近な存在です。
北野天満神社は、平清盛が1180年に福原へ都を移すにあたり、京都の北野天満宮から菅原道真公を勧請したことに始まると伝えられています。
神戸の「北野」という地名の由来にもなった神社だそうです。
そこから竹中大工道具館へ。
日本の大工道具や職人の技を見ながら、「技と心をどうやって次の世代へ受け継いでいくのか」を考えてみたいと思っています。
そして、灘中学校・灘高等学校。
実は灘高校には、昔、長者原で教えていたころの生徒が受験した際に引率して以来の訪問になります。
今回は休日なので校内には入りませんが、久しぶりにその場所を訪ねてみたいと思っています。
灘校は1927年、灘の酒造会社を営む嘉納家(かのうけ)や山邑家(やまむらけ)の支援によって創立された学校です。
その創立には嘉納治五郎先生も関わり、「精力善用」「自他共栄」が校是となっています。
そのあとに向かうのが白鶴酒造資料館。
さらに、白鶴嘉納家の寄附によって建てられた御影公会堂へ。
灘校、白鶴、御影公会堂。
同じ地域の教育、企業、地域貢献がどのようにつながっているのか、実際に巡りながら見てみるのも楽しみにしています。
そして今回、特に時間を取っているのが「人と防災未来センター」です。
阪神・淡路大震災の経験と教訓を学びます。
塾で子どもたちを預かっている私たちにとって、防災は決して他人事ではありません。
もし授業中に大きな災害が起きたら、私たちはどう動くのか。
子どもたちの命を守るために、何を準備しておかなければならないのか。
実際に見ながら、下川先生とも話してみたいと思っています。
時間があれば兵庫津ミュージアムにも寄り、最後は湊川神社へ。
1336年の湊川合戦で亡くなった楠木正成の墓所や殉節地を訪ねます。
その墓所には後に吉田松陰をはじめ、多くの志士たちも訪れたといいます。
一人の生き方が、何百年も後の人に何を残すのか。
50歳になった今だからこそ、感じるものがあるかもしれません。
考えてみれば、子どもの頃の修学旅行は、先生たちが行き先を決めてくれました。
大人になると、自分で決められます。
「どこへ行きたいか」だけではなく、
「何を知りたいか」
「何を学びたいか」
まで自分で決められる。
これはなかなか贅沢なことです。
写真をたくさん撮って帰ってくることより、一つでも二つでも、自分たちの仕事や生き方につながる「問い」を持って帰ってこられたらいいなと思っています。
さて、50歳の修学旅行。
何を見て、何を感じるのか。
帰ってきたら、またここで報告したいと思います。
50歳の修学旅行
