
「どう役立つのか」を問った日々
子どものころ、私は、「この公式は将来どのような場面で役に立つのだろうか」と疑問に思いながら、数学の授業を受けていました。
複雑な計算や見慣れない記号に向き合う中で、その意味を実感できないまま時間が過ぎていくように感じていたことを覚えています。
実際、数学で学ぶ公式の多くは、日常生活でそのまま使う場面は少ないのも事実です。
しかし、後になって気づいたことがあります。
それは、数学の価値は公式そのものではなく、その学習を通して身につく「思考力」にあるということです。
人生を支える考える力になる
例えば、毎日7時間半の睡眠を大切にしている人がいるとします。
その人が朝7時に起きる必要がある場合、何時に寝ればよいのかを考えると、「7時から7時間半を引くと23時半になる」と自然に逆算できます。
このような考え方は、数学で学ぶ方程式的な思考、つまり目標から必要な条件を導き出す力の表れです。
この力は、勉強に限らず、日常生活や仕事の中でも役に立ちます。目標を達成するために、「何が必要か」「どのように進めるべきか」を考える力につながるからです。
このように、数学は単なる計算の教科ではなく、私たちの人生を支える「考える力」を育てるものだといえます。
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