あきらめない心

あきらめない心

合格を手にした生徒

今から20年以上前に大野城教室で責任者をしていたときのことです。

中3の夏にある生徒が入塾してきたのですが、最初のころは、受験勉強にかなり苦戦をして、あきらめそうになったり、泣いて帰ったり、いろんなことがありました。
入試直前の模試の判定も、第一志望の学校についてはかなり厳しい結果でしたが、何とか無事に入試を終えて、合格発表の日になりました。
朝の9時に電話が鳴り「先生、合格したよ!!」という喜びを爆発させた声の主は、確かにその生徒でした。データでは説明できないミラクルな合格だったと思います。

合格するという覚悟があった

後日、見事合格を手にしたその生徒のお母さんから話をきいて、合格できた理由がわかった気がしました。

その子は、第二志望の学校に、先に合格していました。
お母さんは、苦戦するわが子を見て、つい「こっちの学校に行ってもいいよ」と言ってしまったそうです。
するとその子は顔を真っ赤にして泣きながら

「お母さん、なぜそんなこと言うの!私は絶対第一志望に合格するために、これだけ頑張っているのに、そんな甘いこと言われたら頑張れなくなるじゃないの!!」

と大声で叫んで怒ったそうです。

その子の本気に気づいたお母さんも、一緒に泣きながら「ごめん、ごめん」と娘に詫びたそうです。

生徒の想いに向き合う大切さ

志望校合格には、確かに、内申点や模試の得点力が必要です。
しかし、最後の最後、ぎりぎりの状況で合否を分けるのは、

本人の強い意志とあきらめない心

だということを、この生徒に教わりました。
その時から、私はデータをみることだけでなく、生徒の想いをより大切にしながら、日々、進路指導に取り組んでいます。

庄﨑 仁のコラム

この記事を書いた講師

庄﨑 仁

教室長 / 数学・理科担当

講師

庄﨑 仁

Syozaki Hitoshi