入試は大学からのメッセージ

入試は大学からのメッセージ

世界には、実にさまざまな大学入試があります。
調べてみると、「変わった入試だな」で終わる話ではありませんでした。

そこには、それぞれの大学が大切にしている”思い”が込められていたのです。
その思いとは、「私たちはこんな学生に来てほしい」という大学からのメッセージでした。

例えば、イギリスのケンブリッジ大学。
面接では、答えを知っているかよりも、新しい問題に対してどのように考え、知識を応用できるかを見ています。
アメリカのMITでは、成績だけではなく、好奇心や将来何を成し遂げたいのか、人柄や可能性も重視しています。
フランスのエコール・ポリテクニークでは、数学や科学を題材にしながらも、初めて出会う問題に論理的に挑戦する姿勢や、学ぶ力、創造性を見ています。

入試の方法はそれぞれ違います。
しかし、三つの大学には共通点があります。
それは、「大学に入る力」ではなく、「大学で成長できる力」を見ようとしていることです。
そして、その考え方はアドミッション・ポリシーにも表れています。

アドミッション・ポリシーとは、その大学が「どんな学生に来てほしいのか」を示したものです。
つまり、入試問題は、その大学から受験生へのメッセージなのです。

皆さんは志望校を決めるとき、偏差値や倍率は調べるでしょう。
では、アドミッション・ポリシーは読んだことがありますか。
その学校は、どんな人を求めているのでしょうか。
そして、自分はその学校で何を学びたいのでしょうか。

受験は、「入れる学校」を探すことではありません。
「学びたい学校」を選ぶことです。

志望校を決める前に、ぜひ一度、その学校のアドミッション・ポリシーを読んでみてください。
そこには、その学校の教育への思いが詰まっています。
そして、その思いに共感できた学校こそ、本当の意味で自分が目指すべき学校なのではないでしょうか。