
疑問を確実に解消してきた
よく生徒から「先生、受験生のとき毎日何時間勉強していましたか」と聞かれます。
そのたびに、私は少し考え込んでしまいます。
というのも、「1日何時間」と決めて勉強した記憶がほとんどないからです。計画的にコツコツ進めるタイプだったかと言われると、正直そうではなかったと思います。
それでも、ひとつだけ胸を張って言えることがあります。
それは「疑問点を残さない」という姿勢です。
わかるまで、考え続ける姿勢
勉強をしていると、分からないことは次々に出てきます。
教科書や参考書を読み込み、自分なりに考え抜くことで多くは解決できますが、それでもどうしても分からない問題にぶつかることがありました。
当時の私は、人に気軽に質問できるタイプではありませんでした。
だからこそ、その疑問をそのままにしておくことがどうしても許せなかったのです。解決できないときは、歩いて15分ほどの本屋に行き、学習参考書のコーナーで答えを探しました。
気がつけば何時間も立ち読みをしていたこともあります。長いときは3時間近く粘ったこともあり、今思えばお店の方には本当に迷惑な話だったと思います。
それでも、あの時間があったからこそ、一つひとつの疑問を確実に解消することができました。
振り返ると、私の強みは特別な才能ではなく、「分からないままにしない」という執着心、いわばあきらめの悪さだったと思います。
受験勉強において大切なのは、勉強時間の長さだけではありません。一つの疑問にどれだけ向き合い、納得するまで考え抜けるか。その積み重ねが、確かな力となっていきます。
もし今、勉強していて分からないことがあれば、そのままにしないでください。
すぐに答えが出なくても大丈夫です。
大切なのは、分かるまで考え続けること。
その姿勢こそが、必ずあなたを成長させてくれます。
森 宗之のコラム
国語はセンスではなく“技術”で伸びる
文章を正確に読み取る力 国語は「センスの教科」だと思っていませんか。実は国語は、正しい読み方を身につければ必ず伸びる“技術の教科”です。 文章を正確に読み取る力…

