『星の王子様』 サン=テグジュペリ

『星の王子様』 サン=テグジュペリ

この記事を書いた講師

池﨑 バンジャマン太郎

個別指導まなびば事業部長 / 5教科担当

同郷の作家に深い親近感

『星の王子様』は、子ども向けの物語のように見えて、実は大人にこそ深く刺さる一冊です。
作者サン=テグジュペリが、私の故郷でもあるリヨンの出身であることにも、私は特別な親しみを感じます。この作品を読むたびに、「人が本当に大切にすべきものは何か」を、改めて考えさせられるのです。

大切なことは目には見えない

中でも心に残るのは、「大切なものは目に見えない」というメッセージです。

成績や偏差値、合格実績のように、目に見える結果はもちろん大切です。しかし、子どもが本当に伸びるとき、その土台にあるのは数字では表せないものだと思います。

誰かに信じてもらえたこと、自分は応援されていると感じられること、もう少し頑張ってみようと思える心の灯・・・。そうした目に見えない力こそが、最後に、人を支え、前へ進ませるのではないでしょうか。

子どもの可能性や葛藤と向き合う

だからこそ、教育に携わる者は、見える成果を追うだけでなく、
『その子の中にある目に見えない可能性や努力、葛藤に本気で向き合わなければならない』
と思います。

『星の王子様』は、教育の本質を、静かに、しかし、さらに強く教えてくれる一冊です。