私がディズニー・ピクサーで一番好きな作品は「ベイマックス」です。
ベイマックスは、人間の心と体の健康をスキャンし、治療・ケアする「ケア・ロボット」です。
そして、人を傷つけることを禁じられています。
私はこの作品から、「科学技術は、人を傷つけるためではなく、人を癒やし、幸せにするためにあるべきだ」そんなメッセージを感じます。
とはいえ、一番の魅力は、あのなんとも言えない愛くるしいフォルムなんですが(笑)。
科学の力そのものに、善悪があるわけではありません。
それを何のために使うのか。
人を幸せにするために使うのか、それとも人を傷つけるために使うのか。
最後に決めるのは、それをつくり、使う「人間」なのだと思います。
ウクライナで続く戦争の報道を見ていると、ドローンやロボットという言葉を本当によく目にするようになりました。
空を飛ぶドローンだけではありません。
地上を走る無人車両も使われ、物資を運んだり、負傷した兵士を運んだりする一方で、同じ無人技術が人を攻撃するためにも使われています。
科学技術が人の命を救うためにも使われ、人の命を奪うためにも使われているのは、とても悲しいことです。
これから、私たちはロボットやAIと共存する時代を生きていきます。
技術が進歩すればするほど問われるのは、技術そのものではなく、それを使う人間なのかもしれません。
「何のために使うのか」
「誰のために使うのか」
科学技術がどれだけ進歩しても、最後にそこを決めるのは人間です。
だからこそ、これからの時代、人間に必要な素養とは何なのか。
教育に携わる者として、考え続けなければならない大きなテーマだと思っています。
ベイマックスのようなロボットが当たり前にいる未来が、本当に来るかもしれません。
その未来が、人を幸せにする未来であってほしい。
そして私たちは、目の前にいる人を大切にするところから。
今日も明るく元気な挨拶を届けられる学思館でありたいと思います。
ベイマックス
