先日、驚くニュースを目にしました。
ウサイン・ボルトが持つ100mの世界記録は9秒58。
その記録を上回る「8秒64」というタイムが出ました。
走ったのは、人間ではありません。
ロボットです。
北京で行われた世界ヒューマノイドロボット競技大会で、二足歩行のヒューマノイドロボットが100mを8秒64で走りました。
もちろん、人間の陸上競技とは条件が異なるため、ウサイン・ボルトの世界記録が正式に破られたということではありません。
それでも、8秒64。
なかなか衝撃的な数字です。
そして、100mだけではありません。
400m、1500mでも、人間の世界記録を上回るタイムが出ています。
さらに、もう一つ見てほしいのが昨年のロボットの記録です。
たった1年です。
100mでいえば、21秒50だったものが8秒64になった。
私が最も驚いたのは、実は人間の世界記録を上回ったこと以上に、この進歩の速さでした。
ロボットが人間より速く動けるようになる。
AIは人間より速く計算し、膨大な情報を処理し、文章を書き、絵を描き、さまざまな問いに答えるようになりました。これから先、ロボットとAIができることは、さらに増えていくのでしょう。
では、そんな時代に人間にはどんな力が必要なのでしょうか。
思考力なのか。
判断力なのか。
表現力なのか。
創造力なのか。
人間性なのか。
おそらく、どれも必要なのでしょう。
| 種目 | 人間の 世界記録 | 2026年 ロボット | 2025年 ロボット |
| 100m | 9秒58 | 8秒64 | 21秒50 |
| 400m | 43秒03 | 38秒15 | 1分28秒03 |
| 1500m | 3分26秒00 | 2分21秒64 | 6分34秒40 |
ただ、10年後、20年後の社会がどうなっているのか、今の私たちには正確には分かりません。
これだけの進歩を目の当たりにすると、今の教育の「当たり前」が、これからもずっと当たり前であり続けるとは限らないとも思います。
子どもたちが生きる未来は、私たちが生きてきた時代とは大きく違うものになるでしょう。
だからこそ、教育に携わる者として、思考を止めてはいけないと思います。
今、何を学ぶべきなのか。
どんな力を身につけるべきなのか。
私たち自身が学び続け、考え続け、子どもたちに必要な学びの環境を提供し続けなければなりません。
ロボットが100mを8秒64で走ったというニュースを見ながら、改めてそんなことを思いました。
